フクロウ( Fukurou_Japan)です。
最近(21年10月時点)、大手キャリア以外の通信会社の値下げ競争が激しくなっています。
いざMNP(乗り換え)を行おうとしても、何に注意すべきかわからない・・・という場合が多々あると思われます。
今回はそういった部分を解決するための内容となっています。
ソフトバンクで契約し、iPhoneを使用しているという前提でお話していきますが、他のキャリアでも大体似たような考え方で大丈夫だと思います。
【MNP】スマホを他社へ乗り換えする際に事前に行っておくべきこと+知っておくとよいこと
今回は以下の内容を順に説明します。
1 事前に行っておくべきこと
2 MNP先の通信会社のサービス内容を調べて、適切なものを選択する
3 プラスアルファで理解しておくとよいこと
でははじめていきましょう!
事前に行っておくべきこと
1 キャリアメールを使っている場合は、必要なメールはバックアップしておく
キャリアメール(i.softbank.jpやdocomo.ne.jpmなど)を使用している場合、他社へ回線が切り替わった時点で、過去のメールのすべてを見ることができなくなります。
そのため、必要なメールはバックアップしておく必要があります。
いくつか方法はありますが、簡単なものは以下の2つです。
1 必要なメールを、別のメールアドレスに転送する
2 Thunderbird などのメールアプリを使って、全てを一気にバックアップする
1番についてのやり方は、アナタが現在使用しているメールアドレスにただ転送するだけです。
2蛮については、Thunderbirdというメールアプリをインストールし、キャリアメールの内容をすべてダウンロードする、という流れでバックアップを取ります。
詳細なやり方については以下の記事が参考になります。
外部記事:格安SIMへのMNPの前に!キャリアメールの保存方法
上記のいずれかを行えば、メールのバックアップはバッチリです。
あとは、キャリアメールでやり取りしている人がいるようでしたら、gmail等の新しいメールアドレスを伝えておくか、LINEでのやり取りに絞るというやり方にするとよいでしょう。
2 キャリアメールのメールアドレスで登録しているサービスはメアド変更をする
どのサービスでキャリアメールを使用しているかは、キャリアメールのメールボックスの中を見るとわかります。
直近届いているようなメールがあれば、そのメールのサービス提供元のページにログインし、新しいメールアドレスに変更しておきましょう。
この作業をやっておかないと、サービスに今後ログインできなくなる可能性があるのでご注意ください。
3 スマホの分割の残債がある場合は、解約時に一括で支払うか、そのまま分割にするかを決める
この点はお金が絡んでくるので、かなり気をつける必要があります。
大手キャリアが行っている、(iPhone等を2年で乗り換え・・)などの契約をしていると、MNP時に残債を一括か分割で支払う必要がでてきます。
この部分はキャリアによって違うと思うので、事前にアナタの残債の金額と一括・分割どちらが可能なのかを尋ねておき、MNP後、どちらに支払い方法にするのかを決めておくとよいでしょう。
4 解約金が必要な古いプランなら、一度プラン変更してからのMNPを考える
現在はほとんど解約金などは無いと思いますが、念のためアナタのプランが解約金が必要なプランのままとなっていないかを確認しておきましょう。
必要なプランの場合は、一度現行のいずれかのプランに変更し、その後MNPをすることにより解約金を支払わずに済むパターンが多いと思います。
よくわからなければ、電話かショップで問い合わせるとよいでしょう。
5 SIMロックしていないスマホがあれば、MNP前に行っておく
この点は非常に重要です。SIMロックを解除していなければ、他社で使えない場合が多いので、確実に行っておいてください。
WEB上で行うと無料、ショップで行うと有料、というパターンが多いようです。
自分で理解できるなら、WEB上で、よくわからなければショップに依頼すると良いですね。
おそらく3300円ほどかかると思いますが、手間いらずという点ではおすすめです。
もし、以前に使っていたスマホが残っていて、そのスマホが現在と同じキャリアで契約したものであれば、それもWEB上で無料でSIMロック解除ができる可能性があります。
以前のスマホがSIMロック状態のままなら、こちらも試してみることをおすすめします。
MNP先の通信会社のサービス内容を調べて、適切なものを選択する
ここからは、他社のどういったサービスを選ぶとよいかを書いていきます。
1 ひと月でどれぐらいのデータ容量が必要か
アナタがひと月でどれぐらいのデータ容量を使用するかによって、選ぶサービスが変わってきます。
iPhoneの場合でしたら、月初に以下の設定をしておき、月末に状況を確認することで使用量を把握することができます。
設定→モバイル通信→画面の下部の(統計情報をリセット)をタップ
この(モバイル通信)の画面で使用しているデータ量をアプリごとに確認できますので、極端に多くデータを使用しているものがあれば、今回を機に使用を減らしてみても良いかもしれませんね。
外で動画などを頻繁に見ている・・とかでなければ、通常は5ギガぐらいで収まると思います。
多くの会社が3ギガや5ギガぐらいのプランを用意しているので、そこから選択すると良いでしょう。
2 電話のかけ放題は必要か
MNP先の会社によって、電話のかけ放題があったり無かったりします。5分以内、もしくは10分以内なら何度でもかけ放題というプランもあります。
あなたがどの程度電話を使用するかによって、そのあたりは選択すると良いと思います。
もし、電話をかける際にアナタのメインの電話番号でない番号が表示されても良いのでしたら、後述する(楽天モバイルとの併用)などを検討しても良いですね。
プラスアルファで理解しておくとよいこと
ここからは、MNPをする際に知っておくと良いことをお伝えします。
1 スマホをかなり安く購入する方法
MNPをすると(iPhoneが22000円引き)などのパターンが多いですが、家電量販店でMNPを行うと更に激安になっていることがあります。
21年10月時点ですと、iPhoneSE2が10円だったり、iPhone12miniが4万以下でゲットできることもあるようです。
そのため、MNPを行う前に家電量販店を一度ブラブラして、自分がほしい機種が安く売られていないかを探してみると良いでしょう。
2 デュアルSIMなら、1つのスマホに2つの番号を設定することが可能
SIMカードを2つ挿す事ができる、もしくは物理SIMカード+eSIMを使用できるスマホなら、ひとつのスマホで2つの回線を使用することが可能です。
例えば、メイン回線をMNPした回線にし、サブ回線に楽天モバイルなどを設定することにより、一台で電話かけ放題スマホが実現します。
楽天モバイルはデータ通信を1ギガまでに抑えることができれば、初回の契約の場合は0円運用できるので、非常におすすめです。
楽天モバイルの電話発信・着信については、データ量を減少させないのでこの点は心配は不要です。
3 iPhone13ならeSIM単体でのデュアルSIM運用も可能
iPhone13シリーズでしたら、eSIMを2回線契約して運用することが可能です。物理SIMカードが無くても運用ができるので、SIMカードを挿すのが面倒な方はこの方法を試してみても良いかもしれません。
4 災害時に備えて、2つのSIMを契約しておくメリットを知る
災害が起こった場合は、データ通信ができなくなることが考えられます。
そういった場合に備え、メイン回線に加え、サブ回線を持っておくと安心感が高まります。
例えば、POVO2.0の場合、(月額費用は0円で必要な時にデータ量を追加する)というサービスなので、こちらをサブ回線として契約しておき、メイン回線の通信ができなくなった場合に一時的に使用する・・ということができます。
POVO2.0は、データ量を追加していなくても、インターネットは使えます(かなり低速)ので、データ量の追加は可能です。
POVO2.0は私も契約しています。
eSIMとして契約するのであれば、新規契約の場合だと30分ぐらいで使用可能な状態まで持っていけるので、かなり便利です。
ただし、ショップでの契約はできませんのでその点はご注意を。
さいごに
MNP(乗り換え)は、面倒なことが多いですが、うまくやればかなりの通信費を節約できますので、現在の通信費が高すぎると感じる場合はぜひ検討してみてください。
MNPを行ったことがある人は、案外周りに多いと思いますので、詳しい人がいれば訪ねてみるとよいでしょう。焼肉でもおごって差し上げれば、色々教えてくれると思いますよ。
それではまた次回!