フクロウ( Fukurou_Japan)です。
あなたはパソコンに詳しいですか?
この質問だけで『はい、詳しいです!』『あまり詳しくないです・・・』と回答するのはあまりよろしくないですね。
何故か言うと、勝手に各自の頭の中で(パソコンに詳しい人はこういう人)という像が出来ており、それに対しての比較を行っているからです。お互い違う基準で考えているのに話が進んでそしてある時齟齬が生じてしまう・・この様になってしまう可能性もありますね。
比較対象が個々人の頭の中で作られているものをあーだこーだ言っても話がおかしくなるのは当然ですよね。
そうではなく、もっと現実的にスキルを把握するにはどうすればよいでしょうか?
その方法をこれから見ていきましょう。
目次
【パソコンに詳しい・詳しくない】についての認識の相違を理解するには?
まず重要なのが各人が『パソコンでどのようなことができるのか』をどの程度理解しているかという点です。
ある人はネットとメール以外は何ができるのかわからない、ある人はプログラミングしていろいろな事が可能であることをしてている・・このようにそもそもの知っている前提が違いすぎると話はまず噛み合いません。
その点を理解するために大まかに以下のよう表を作って
わかる・多少できる・全くわからない
のようにランクをつけてもらうと良いかもしれません。
では例を挙げます。この内容を理解しているかを3段階(もしくは5段階)で判定すると良いでしょう。
パソコンスキルリスト
【基本編】
・パソコンの基本的な操作
・マイクロソフトオフィスの操作(EXCEL)
・同(WORD)
・同(ACCESS)
・ハード的な知識:パソコン自体を組み立てや部品の取替が可能
・ソフト的な知識:Windows不具合時の対応
・同上:様々なフリーソフトの使用方法
・遅いパソコンの高速化方法をどの程度知っているか
・システム及びファイル・フォルダ単位のバックアップの方法
・パソコン購入時にスペックを見て用途に適したものを選択できるか
・OSのバージョンアップができるか? 例:windows7→windows10など
・プリンタなどWIFI機器の設定
・パソコンを遠隔操作して相手のパソコンの状況確認や操作をする
【業務関連】
・顧客管理などを行えるか(ExcelやACCESSなど)
・差し込み印刷などの操作方法
・会計ソフトを使用
・SkypeやLINEなどでの音声通話やビデオ通話方法
・ZOOMなどでのWEB会議の方法
・ドロップボックス等を使用した他人とのデータ共有
・職場や自宅のPCに外部からVPN(バーチャルプライベートネットワーク)やソフトの使用にて遠隔操作をする
【WEB関連】
・WEBサイトを作成できるか:ワードプレスなどの使用を想定
・ドメインの取得方法
・画像の加工ができるか(フォトショップやフリーソフトなどを使用
・FTPソフトの操作の理解
・レンタルサーバー契約→ドメイン取得→ワードプレスでのサイト公開までの手順の完全な理解
【ネットビジネス関連】
・無料ブログの作り方
・ASP登録方法
・アフィリエイトの仕組みと導入方法
【クラウド上でのPC操作】
・VPS導入方法を理解
・VPS導入後にローカルPCからリモート操作をする
【スマホ関連】
・PCにつないだスマホのバックアップ方法やデータ復元方法
【動画関連】
・動画編集が可能か
・YouTubeのチャンネル作成から動画のアップロードまでの理解
・音声データの編集
【効率化や開発】
・業務自動化などが可能か? VBAやPRAなど
・過去に学んだことのあるプログラミング言語は?
例:JAVASCRIPT、VBA、VB、Ruby、HTML、CSSなど
主にこのような感じですね。
上記の内容を見てお互いがまずどの項目は知っていてどの項目は知らないのかを理解し、その後スキルがどの程度なのかを判断するとよいかもしれませんね。
事務系パソコンスキルのチェックシートがダウンロードできるサイト
いろいろな会社が独自のスキルチェックシートを作っています。
こういうものを参考にしてもよいかもしれませんね。
ただし頬とんどパソコンの基本操作とマイクロソフトオフィスのスキル確認といった感じですね。
こちらはDODAさんのサイトにあったスキルシートです。
EXCEL形式になっていますのでダウンロードしてお使いください。
NPOサポートセンターというサイトがPDFでのファイルを用意していました。
こちらはよりチェック範囲が広く、結構使えそうです。
さいごに
誰かに仕事を依頼する際や採用などの際に今回ご紹介したようなスキルについて考える場面が多いと思います。
採用する側がスキルが無いと、相手のスキルの判定などはちろんできませんので、採用する側は特にこういったことは大まかにでも理解しておいたほうがよいですね。
職場で今回ご紹介したPCスキルの項目を参考にして、チェックシートを作るとよいですね。
それも一度作ったら終わりではなく、なにか問題が発生する都度その内容について項目を追加していく、などのようにすると良いかもしれません。
今後は会話をする際には『パソコンに詳しいですか?』という伝え方ではなく『◎◎のスキルはありますか?』のように具体的に伝えるとよいでしょう。
今回のような『パソコンに詳しい人・詳しくない人』のパターンは『頭が良い人・頭が良くない人』という場合でも同じようなことが言えます。
なので『あのひとは頭が良い』などの発言は控えるほうがよいでしょう。あ
少なくともこのように曖昧な定義の言葉を堂々と使うさまは賢い人に見られる事はまずないでしょうから。
今回は以上です。
それではまた次回!