フクロウ( Fukurou_Japan)です。
PC使用時、画面の端に一瞬でマウスポインタを移動させたいことってありませんか?
今回はフリーソフトを使って上記のようなことを簡単に実現させる方法をお伝えします。
マウスで一生懸命移動させる必要が無いので非常に便利です。
なんと、キーボード操作のみで【4角とセンターに移動できる】ようになります!
【AutoHotKey】大きなモニターの画面端へポインタを瞬間移動させる方法!
今回の内容は【AutoHotKey】とうフリーソフトを使用します。
Windows10で使用することを前提に説明します。
画面の端に一瞬で持っていきたい・・という状況は
・解像度が非常に高い
場合に起こりえます。
現在はフルHDが主流ですが、4Kのモニターもかなり安くなっていますので、そうするとますます画面が広くなっていくはずです。
このような状態だと、画面の端から端まで移動させるのは非常に面倒になっちゃいます。
それを解消しよう! というのが今回の意図です。
ちなみにマウスだと移動は大変ですが、トラックボールを使っていると今回紹介するような方法を使わなくても結構一瞬で移動は可能です。
私は実際トラックボールを使っていますが、それでもやはり移動は面倒です。
ですので、今回のようなやり方を実践することになったわけです。
ソフト導入から動作せるまでの流れ
流れは以下です。
1 AutoHotKeyをダウンロード&インストール
2 スクリプトファイルを作る
3 スクリプトファイルをクリックして起動させる
4 キーボードで設定した操作を行う
スクリプトファイルって何? と思われたアナタ。大丈夫です。何も考えずに手順通りに行えば問題なくやりたい操作はできるようになります。
実際に【左上・左下・右上・右下・画面中央】に一瞬で移動させてみる
今回お伝えするキーボード操作はこのようになります。
・無変換+q 左上にマウスポインタが移動
・無変換+z 左下
・無変換+r 右上
・無変化+x 右下
・無変換+g 画面中央
今回の内容で最も便利な点は、
【どんな解像度でもきちんと目的の位置に移動する】
という点です。
1920x1080であっても1280x720であっても、きちんと上記5箇所に移動します。
ここからは実際の手順です。
ダウンロードとインストール方法についてはフリーソフト100さんのサイトがわかりやすいので、そちらをご覧になり、実行してください。
外部サイト:フリーソフト100 AutoHotKey
インストールまで完了できたら、任意の位置にテキストファイルを一つ新規で作ります。
今回は例として、デスクトップに【MyScript.txt】というものを作ります。
その中に以下のコードを書きます。
;無変換変換+Q で画面の左上、Rで右上にカーソル移動
vk1D & Q::
CoordMode, Mouse,Screen
CoordMode, Mouse,Screen
MouseMove 0,0
Return
vk1D & R::
SysGet, Monitor, Monitor, %A_Index%
CoordMode, Mouse,Screen
MouseMove 0,%MonitorBottom%
MouseMove %MonitorRight%,0
Return
;無変換+Z 画面の左下、Xで右下、Gで画面中央にカーソル移動
vk1D & z::
SysGet, Monitor, Monitor, %A_Index%
CoordMode, Mouse,Screen
MouseMove 0,%MonitorBottom%
return
vk1D & x::
SysGet, Monitor, Monitor, %A_Index%
CoordMode, Mouse,Screen
MouseMove %MonitorRight%,%MonitorBottom%
return
vk1D & g::
SysGet, Monitor, Monitor, %A_Index%
center_x := MonitorRight / 2
center_y := MonitorBottom / 2
CoordMode, Mouse,Screen
MouseMove,center_x,center_y,
return
上記内容をコピペしてファイルを保存し、ファイルを閉じます。
その後、ファイル名変更を行います。
変更前:MyScript.txt
変更後:MyScript.ahk
拡張子を変更する際に警告がありますが、無視してokを押してください。
あとは、今回作成したファイル(MyScript.ahk)をダウルクリックすることにより、キーボード操作が可能になります。
ダブルクリックすると、画面の右下に(H)のマークのアイコンが表示されます。このアイコンが表示されていればきちんと動作しています。
では実際に動作させてみましょう。
無変換キーとQを押せば左上に行きますし、その他も同様です。先程の一覧を再度載せておきます。
・無変換+q 左上にマウスポインタが移動
・無変換+z 左下
・無変換+r 右上
・無変化+x 右下
・無変換+g 画面中央
今回設定したキーは変更することも可能です。
が、ややこしいのでそのまま使うことをオススメします。
再起動をした際には、もう一度(MyScript.ahk)を起動する必要があります。
それが面倒であればスタートアップフォルダにショートカットを作っておいてください。そうすれば自動で起動するようになります。
スタートアップの場所はこちらです。
%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
上記アドレスを任意のフォルダのアドレスバーにコピペして開けば、スタートアップの場所が開くので、そちらに今回作成したファイルのショートカットを置いてください。
無変換キーがない場合の対策→KeySwapを使用する
パソコンによっては、無変換キーが無いものもあります。
私はMacBookAirにwindowsをインストールして使用していますが、MacBookAirには当然ながらそんなキーはありません。
このような場合は、【キー割当変更ソフト】を使用します。
こういったソフトを使用すると、ほとんどのキーを好きなキーに入れ替えることができます。
もし無変換キーがない場合は(KeySwap)等のフリーソフトを使用して変更すると良いと思います。
KeySwapの使用方法はこちらがわかりやすいです。
外部サイト:KeySwapの使い方と、キーボード割り当て変更のおすすめ設定
MacBookの場合ですと、(英数キー)を無変換に変更する、その他のキーボードであれば、スペースキーの左右にあるあまり使わないキーを無変換に割り当てる、このようなやり方をすると良いと思います。
障害のある方にも便利!
手が不自由でマウスが動かしにくい方、弱視や視野狭窄等でマウスポインタを追いかけにくい方にも役に立つと思います。
ぜひ活用してください。
体が不自由な方が使用すると便利なフリーソフトは世の中にはたくさんありますが、特に不自由が無い方でも積極的に使っていくと良いと思います。便利なものが多数あります。
その他、AutoHotKeyで設定している内容
長くなるので、今回はコードは書きませんが、私は以下の操作もキーボードに割り当てています。
無変換+
a f10
f 半角全角
w ウィンドウを閉じる
h ホーム
e エンド
上下左右の矢印キー マウスカーソルの移動
変換キー +
j 左
i 上
k 下
l →
f 半角全角
; バックスペース
: デリート
このようにたくさんのキーを割り当てています。興味があればアナタも勉強してみてください!
書き方や霊などは以下のサイトが参考になります。
さいごに
今回の設定は、ポインタ移動があまりにも面倒なので作ってみました。実際、非常に手の負担が減りました!
あなたもマウスを持つ手が、イタタタタ・・・・・となっているようでしたら試してみることをオススメします。できればトラックボールを使うこともオススメします。
トラックボールについては以前記事を書きましたので、参考にしてください。
それではまた次回!